新年

年が明け、ずっと気になっていた香川の「あんもち雑煮」なるものを食べる機会に恵まれた。いりこだしに白味噌、金時人参と大根、そしてあんの入った丸餅。どのような味がするのか興味津々だったが、食べてみればいろいろとバランスのとれた美味しい一碗だった。四万十川の青のりを入れるのも旨いと聞くので次回は自分でも作ってみたい。
さて、気になっていたもう一つの事柄は放置気味だったこのブログのサーバで、空いた時間を使ってえいやと更新することにした。今はGoogleのクラウドで手軽にこういったシステム関連の作業が行えるようになり、利用者としてはかなり有難い。仮想コンテナも利用できるもののソフトウェアを頻繁に更新するわけでもないので、ベーシックなスタイルであるCompute Engineを選び、直接サーバ内にて構築作業を行う。構成としてはマイクロインスタンスという、無料で使える一番小さなものだ。
新年早々MeltdownやSpectreといった脆弱性が発表されたのでカーネルモジュールも含め、まずはシステム関連ソフトウェアのアップデートを行う。他のVMからの攻撃はすでにGCPにて対策が施されているし、サイドチャネル攻撃を気にするようなサーバではないにしろ、一応念のため。
次はブログとして利用できるようにサーバに載せるソフトウェア。一般的なWebサーバであるApacheとブログミドルウェアのWordPressの組み合わせというのも良いが、非力なサーバなので負荷を考えてもう一段軽くしたかった。そこでウェブサーバにはnginx、ブログにはghostを利用する。画像の転送を軽くするためにウェブサーバ側にはGoogleのpagespeedモジュールを組み込み、一台のみの構成ということでghostとの通信にはTCP/IPではなく、UNIXドメインソケットを設定した。ghost自体の設定はデフォルトのテーマであるところのCasperを日本語に合わせて少々カスタマイズし、省メモリの設定も施しておく。作業が全て終わったら旧サーバからDNSを切り替え、新サーバにトラフィックを流すように設定して終了。
サーバのシグニチャを消したりSSL化したりといった作業は残っているがひとまずはここまで。来訪者が多くないブログであっても、こうしていったん全てアップデートしておくと気持ちの良いものだ。